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クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

深夜の我が家に車が20台ほど殺到した話

クリエイターを、食業に。 クリエイター問題(クリエイターサイド)

皆さん、おはようございます(眠気)。

 

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見下ろせばそこにある、閑静な住宅街。

そんな住宅街に

多数の車が

深夜に集結するって言ったら

どうする?

 

(´・ω・`)「警察に通報でしょ」

日曜日の深夜、それは起こった

外からうるさい排気音が聞こえてくるので、なんだろうと思って外を見てみると、ヘッドライトをつけた車が数台止まっている。その時は、近所の住人が誰か呼んできたんだろう、そう思っていた。

だが、異変はその後起こった。

近くの幹線道路から、車が何台も押し寄せてきた。家の中から見ただけでも10数台…家の外に出てみると、窓から見えないところにも数台連なっていた。道はハザードを焚いて停止した車もあってか、ふさがっていて立ち往生の様相。近くの駐車場に退避する車まで出始めた。車のライトの明るさと、排気音のうるささから、近所に住む人が挙って外にでてきた。明らかに異常事態だった。

10分後…

車は何事もなかったかのように一斉に移動を始め、静寂が戻ったが…

原因はポケモンGO!?

近所の人はこの事態に「うるさくて眠れやしない」と怒りを露わに。

こちらも手元のiphoneは「110」を待機させた状態で外に出ていた。

ナンバーを見た限り、明らかに地方じゃない車も混ざり、ぶっちゃけアレな感じの車ばかりが集っていた。何より、日曜の夜だから近所の誰かを訪ねてきたにしては、20台程度の車が一度にやって来るという事態は到底考えにくい。

この状況で当てはまることを考えると…近所の人いわく「ポケモンGO!なんじゃないか」とのこと。正直プレイしていないので原因は断定できないが、特定アイテム使用で意図的にポケモンを呼び出すことができる、何らかのイベント発生で近所にレアポケモンが出現したなどの要因があれば、不特定多数が同じ時間に押し寄せてくるという事態は十分に考えられます。

とはいえ、22時…人によってはすでに寝ている時間だし、何より深夜の住宅街において、このような事態が起こることは、住人にとっては脅威でしかありません。

原因である=原因が悪いではない

もちろん、ポケモンGO!が原因とは断定はできません。それは押し寄せた車に乗っている人に訊くしかありませんが、こんな深夜に押し寄せてくるマフラーを改造しているワンボックスカー勢に、それができるでしょうか…今回については、事件の記録として警察への協力をと考えています。同じことが再び起こった場合、即座に110をダイヤルすることでしょう。

ただ、仮に今回の件がポケモンGO!に原因があるとしても、果たしてそれを「ポケモンGO!が悪い」の一言で片付けることができるだろうか。ポケモンGO!に原因があることは確かだとしても、深夜の住宅街に大きな音を轟かせて大挙して押し寄せてきたのは、その車の持ち主らであり、どちらが迷惑行為を起こしているかは明白です。特に、昨今の報道関係が親の敵と言わんばかり歩きスマホや運転中のスマートフォン操作による事故ポケモンGO!の責任と叩き、ひとつのゲームを悪者に仕立て、潰すべきだという世間の声を執拗に煽る風潮は、異常としか言いようがありません。

コンテンツに関わる人=コンテンツの評価

ポケモンGO!が原因でこそあれ、その結果、治安を脅かす事態を起こしたのはユーザー本人のモラルの問題であるとはいえます。

但し、原因がある=原因が悪いという考え方…今回については「ポケモンGO!が今回の原因であるからポケモンGO!が悪い」と思う、その気持ちは決して否定できません。原因ではないという事実と、原因じゃないかと思うことは、一見矛盾しながらも矛盾せずに成立する事象だからです。

こういう事例は、サブカル界隈でもよく見られます。

ラブライブ!が人気を博していますが、一部の心無いユーザーのモラルのない言動が拡散され、それがコンテンツを享受する人全体を否定する…いわゆる「ラブライバー叩き」が発生したことは、記憶に新しいと思います。もちろん、それに留まらず、カゲプロ、おそ松さん…いわゆる流行ジャンルが出るたびに、それに関する無法な行いを槍玉に挙げ、その流行ジャンル自体を、それらを享受する人を十把一絡げに叩くという事案はありました。それはある種通過儀礼ともいえますが、決して美化できるものではありません。

 

nrts-creator.hateblo.jp

先の記事でも挙げましたが、興味を示したものに触れた瞬間、それに関する負の側面を見てしまったらどう思うでしょうか。おそらく、コンテンツ自体が悪いものだと思ってしまうでしょう。

500個に1個、不良品が入っている工業生産品があります。何気なく買った1個が不良品だった場合、どう思うでしょうか。「この商品を作っているメーカーは不良品しか作らない」と思うのは無理ありませんし、「偶発的に不良品を買ってしまったに過ぎない」と頭を切り替えて買い続けるのはとても難しいと思います。

例え、コンテンツがどんなに面白くても、有用であっても、コンテンツを知らない人にはそれがわかりません。そして、それを知ろうとした時、真っ先に入ってくる情報が、コンテンツに触れる人の負の一面だったら、間違いなくコンテンツに対する悪い印象が植え付けられ、拭い去るには膨大な時間が掛かるでしょう。

 コンテンツに触れる人は、コンテンツを映す鑑(かがみ)である

インターネットが主流となり、一昔前の流行への追従の時代は、終わりました。逆をいえば、複数の流行が並行する時代となり、当然、知らない流行もありますし、ちょっと調べれば、それに関する知識を得ることもできます。

だがその時、自分の知らないコンテンツについて、真っ先に飛び込んできた情報が、モラルのない行為であれば、そのコンテンツに触れる人全体がモラルのない人とみなされ、そのコンテンツ自体に嫌悪感を抱くようになります。

特に、サブカルチャー界隈を毛嫌いする人は多く、サブカルチャー界隈で何か良からぬことが起これば、それらがサブカルチャーを叩き潰すための大義名分にされてしまう可能性も有ります。実際、殺人事件が起こると、やたらと時間をかけ、執拗にアニメ・マンガ・ゲームとの関連性ばかりを探しセンセーショナルに報道する状況を見れば、サブカルチャーには危険な要素がある、だから規制をかけて叩き潰すべき、という風潮があるのは否めません。

サブカルチャーに関わる人が全員犯罪者予備軍なわけがありません。しかし、そういう誤解を解いていくためには莫大な労力がかかりますし、その間に危険だというイメージを植え付けられ規制をかけられたら太刀打ちができません。「俺達が危険だなんて言うのは曲解が罷り通っているだけだ」と抗うだけでは何もできずに潰されるだけです。

故に、コンテンツに触れる人に求められるのは、コンテンツを映す鑑であるという自覚であると思います。それは別にコンテンツに触れるから自覚せよというわけではない、私生活全般におけるモラルの堅持であることには変わりませんが、コンテンツに親しむのであれば尚更のことでしょう。

もし社員証を首から提げたまま飲食店で飲食をして、因縁じみたクレームをつけたらどうなるでしょうか。店員からすれば、その社員証を見て、「ああ、この会社はクレーマーの集まりなんだな」と思うでしょうし、社員証が見えた状態で誰かに撮影され、SNSで拡散されれば、それを見た不特定多数が「ああ、この会社はクレーマーの集まりなんだな」と認識、伝言ゲームをするうちに「この会社はクレーマーだらけだ」という言葉が事実を騙るようになり、全国から数多の苦情がその会社に殺到することでしょう。某PC販売業者が1件の詐欺まがいの商法をきっかけに信頼も株価も大幅に落とし絶賛炎上中になった事例を見る限り、インターネットの情報は所詮アンリアルだと舐めているわけにはいかないでしょう。

コンテンツに触れる人がモラルのない行いをすると、同じことが起こるわけです。最初からコンテンツを嫌っている人にとっては、格好の攻撃目標になるでしょう。

但し、コンテンツに触れる人が、積極的に良いことをすれば、同じようにコンテンツに携わる人は良いひとが多いという印象をあたえることもできます。とはいえ、飲食店での良かったことよりも、飲食店での悪かったことに関するクレームのほうが声になりやすい昨今、悪い印象よりもその伝播力は劣りますが、こういう心がけの積み重ねが、いざというときに自分を救うことになるのではないでしょうか。

同じことは、クリエイターにも言える

このブログで何度も書いてきましたが、クリエイターを公言し、仕事を請け負う以上、その人の言動が、クリエイター全体の印象を決める鑑ともなりかねません。プロとしてしかるべき仕事をすれば、自分だけでなく同業者の印象も良くなり、プロにあるまじき仕事をすれば、自分の信頼を失うだけでなく、同業者も舐められるでしょう。

クリエイター業は商売です。商売というのは、商道に則り、その仕事で食べていく…「食業」でなければなりません。仕事がほしいから値下げしますと自ら安売りすると、クライアントは同業者に対してもイの一番に値下げを要求するようになります。「無償で作らせてください」と言おうものなら、「あの人は無償で作ったよ、だから無償で作って」と無理強いをさせられることは想像するに容易いでしょう。

今日、ただ制作能力があるだけで、商売という概念を持たないクリエイターは決して少なくはなく、それが安請負や無償請負といったブラック案件を生み出す温床ともなっています。今一度、クリエイターはクリエイター業全体を映す鑑であると再認識しなければなりません。

 

コンテンツを享受すること…

楽しいのはよくわかりますが、無法であれば当然規制の憂き目に晒されます。

マナーを守って、楽しく遊びましょう。

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