クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

普通のクリエイターを目指したい

皆さん、おはようございます。

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新年度になったことですし、先月、クリエイターはどうあって欲しいのかというのを書いていきたい、と描いた記憶が有ります。

これについては、色々と書きたいことがあって考えがまとまらない状態ですが、先立って書きたいのはこんなこと…

普通のクリエイターを目指す

えっ…それだけなんですか?

…それだけなんです。

そもそも普通のクリエイターって一体どんな?

  • 普通の制作機材を持って
  • 普通の制作の仕事をして
  • 普通の収入を得られる

それが普通のクリエイターだと思います。

これまで、過去の記事で「クリエイター専業で年収4桁万円!」とか書いていましたが、決してそれを否定するつもりはありません。最終的には目指すべきはそこだと思っています。

 

nrts-creator.hateblo.jp

 

しかし、素晴らしい仕事ができるからそれに見合う収入を得るというのであれば、そのための地盤がしっかりしていないといけません。そのための地盤とは、制作の質と収入が比例する関係、仕事の絶対数と収入が比例する関係だと思います。つまり、ある程度コンスタントに仕事をこなすことで、生活に困らない程度の収入を確立できる状態が当たり前になる…それが、普通のクリエイターを目指すことだと思います。

つまり今は、普通が普通じゃないってこと?

はい。

普通の会社員であれば、多少の差があれ、仕事にはしっかりと賃金が支払われます。

しかし、クリエイターの仕事といえば、公務員が無償で依頼するケースが問題になったり、実績を餌に買い叩いたり、ランサー系サイトでは不相応な値段での依頼が後を絶たない状態…これのどこが普通なのでしょうか。

 

nrts-creator.hateblo.jp

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「クリエイターという仕事を選んだんだから他の仕事と一緒だと思うことがおかしい」という声もそろそろ聞こえてくると思います。その時点で世間から「クリエイターは普通の仕事ではない」と思われている証明には十分だと思います。

でも、クリエイターも正社員も、仕事場で仕事をし、労働力や作品を売り、誰かの役に立って金を頂いている…それについては同じです。同じ働き方をしているのだから、クリエイターだからという理由で仕事が正当に認められないというのはおかしな話と言わざるを得ません。

普通のクリエイターを目指す、そのための第一歩は、クリエイターが普通の仕事をして普通に稼げるようになる…目の前にあるマイナスを埋め、プラスに転じるための準備をすることだと思います。このブログを立ち上げ、発信し始めた大きな理由の1つです。

普通を確立すれば、あとは上を目指す

  • 普通の制作機材を持って
  • 普通の制作の仕事をして
  • 普通の収入を得られる

これが普通のクリエイターであるならば…

  • より強力な制作機材を持って
  • プレミアムな制作の仕事をすれば
  • 素晴らしい収入を得られる

プレミアムなクリエイターが生まれるようになるはずです。

上を狙うためには、まず普通を確立しなければなりません。普通の状態を確立しないまま上を狙えば、一発屋の戦略で吶喊することになるでしょう。一発屋の戦略が蔓延すれば、それこそ仕事欲しさに自らを安売りしたり、それを見越してクライアントは更に買い叩くようになる。成功する人はいるだろうけど、大多数のクリエイターが戦略に敗れ、路頭に迷うなどして姿を消す…そして業界は先細る…人材が育たず、大切にされず、その世界を目指そうという人が現れなければ、当然の結果です。それはクリエイター業だけではなく、他の業種でも同じことが言えるでしょう。

世間が思う、絵に描いた業界絵図のような世界を、クリエイターが目指すというのは反対です。華々しくもリスキーな、一握りの勝者の足元に無数の屍が転がる絵図ではない…普通に働いて、普通にお金を頂いて、普通に生業としている…他の職業と何ら変わらない1食業にクリエイターが仲間入りできれば、それで十分です。

そのために、クリエイターが、クリエイター業というものを理解し、クライアントが、クリエイターはクリエイターとしてプライドを持ち、クライアントのためにしっかりと仕事をしていることを理解してもらい、世間一般からクリエイター軽視の風潮を取り除く…そのためにできることを、コツコツとやっていきたいと思います。

 

ゼロから1にするのは非常に難しいです。

しかし、このブログで「じゃあやります、ハイ!」って手を上げた時点で、ゼロを1にできているわけですから、あとは同じ思いを持った人にどれだけ出会えるかにかかってくると思います。

 

クリエイターを、「食業」に。