クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

2018・新年の挨拶

皆さん、新年明けまして、おはようございます。

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激動の2017年が終わり、2018年を迎えました。

新年を久々に東京で迎えることになり、なにより楽曲制作事業者として東京で迎えることは初めてなので、これまでにはない現実的な目標を立てようと思います。

 

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去年は「手数を増やす」ことを目標としましたが、今年の目標は何になるのでしょうか…目標を書いた紙が手元にありますので、開いて読み上げようと思います。

今年の目標は…

ひたすら楽をする

 …

あの、今年の目標は…?

ひたすら楽をする

こ、これは一体どういうことなのでしょうか…

いや、その名の通りです、今年の目標は「ひたすら楽をする」ことです。

不真面目ではありません、真面目に言ってます。

そして、この「ひたすら楽して楽曲制作業」に、クリエイター業の確立があると考えています。

コストダウンありき

今のクリエイター問題は、クリエイター業で連想される直接的な要因ではなく、クリエイター業で連想される直接的な要因ではなくも、避けられない問題が大半だと思います。大きく分けると…

  • 経済的余裕がない
  • 時間的余裕がない
  • 不慣れな営業をしないといけない

これらはクリエイターだったらクリエイターらしく作品作りを仕事として、それで生業とするとは程遠い状況を作ってしまいます。

クリエイターとしての最良の形は…

  • クリエイターとして認められ
  • 営業などに奔走しなくとも仕事が手に入り
  • もちろん経済的時間的に余裕がある

ことだと思います。

それを実現するためには、現状に堂々と鉈を振るい、不要なコストをスッパリ切り捨てていかなければなりません。

プロのクリエイターになる努力と言う名の無駄

 

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すべてが無駄とは断言できませんが、プロのクリエイターを食業とすると言いながらも、目標に向かうのとは程遠いベクトルで進んでいるケースは、決して少なくはありません。

昔、こんなことありませんでしたか?

期末テストまで2週間、その間に毎日できるだけ勉強をし、累計100時間勉強した人と、1日1~2時間程度しか勉強しなかったがテストで上位の成績を収めた人…

この2人、果たしてどちらが評価が高いでしょうか…

おそらく、累計100時間勉強した人が高評価を得るという結果に直面した人が多いはずです。テストの結果にかかわらず、テスト勉強に時間を大量に消費した人のほうが評価されるという風潮。少し考えれば、100時間勉強しても、能率低くダラダラと机に向かっていた、時折着信やLINEが来れば机に向かいながら脇道に逸れる…そんな時間も含まれている姿勢かもしれないし、1日1~2時間程度でも、時間いっぱい教科書をにらみ、ノートにペンを走らせ、問題集をひたすら攻略する姿勢かもしれない…そう推測することは十分可能でしょう。

しかし、それと同じように、プロになるには1日8時間やるべきだ、1日1曲つくるべきだ…と、毎日続けていても、目的がなく惰性で続けているがゆえに、プロを目指すも遠回りになることばかりやっている可能性だってあります。請け負うだけの実力はある、毎日作品作りをしている、なのに仕事がこない、というのであれば、それは実力不足ではなく、別のところに要因があるとしか言えません。それを実力不足だ、努力が足りないと勘違いし続ければ、いつまでたっても自立できないでしょう。

というわけで、時間的に楽をします。

徹底的にムダを省きます。

作業にかかる時間を徹底的にダイエットします。

事務作業はテンプレートを作って文面に悩むという状況を徹底排除。時間と気力のリソースをセーブ。

営業も同様にテンプレート化しておけば、ここは営業のチャンスと思ったときにすぐ文章にしてポストすることができます。

サンプルは営業先に合わせてカテゴライズして、「この場面?だったらこれ!」とファイルをすぐ案内できるようにして、サンプルをCDに仕上げるのもわざわざ複数のフォルダを行ったり来たりして引っ張ってくる必要もありません。

名刺やサンプルCDは切らすことなく常にわかり易い場所においておく。出向の際は営業セットを何部か携帯しておきたい。

オンラインでの問い合わせにも対応できるよう、サンプル曲などをアップして、そのURLを案内できるようにしておきます。

仕事や活動も楽をします。

目的のない作品制作はしません。

作品を作るときは、プロモーション用のサンプル曲にするか、販売用にするか、そうでない場合はどうしてもここが弱いというところを克服するための習作とするなど、自分の身になることしかしません。

複数のテンプレートを整備して、作ろうとする楽曲に近いものを選べるようにします。

販売用の楽曲を量産し、ベーシックインカムを底上げします。

作業の目的を失ったら作業を切り上げます。

私生活も楽をします。

ゆっくり休めるスペースを整備します。

土日は休みにします。

徹夜はしません。

暇ができたら行きたいところに足を運ぼうか!

 

これらが実現できれば、制作に費やす時間や体力気力を最低限にして、自由な時間が増えるようになります。自由な時間が増えるというのは、決して暇が増えるということではありません。必要なものに費やす時間資源が増えるということです。

時間が増えるということは、体力の回復や部屋掃除に充てることもできますし、戦略の見直しや強化に使うこともできますし、勉強に充てることもできる…つまり、余裕が手に入るということです。心に余裕ができれば、多少のことでは動じなくなるし、余裕ができたが故に見える、今より先のビジョンが見えるようにもなるでしょう。

だから、今年はとことん、楽をすることを追求しようと思います。

「ひたすら楽して」

おそらく、このタイトルでお気づきな方もいらっしゃるかもしれません…

この、「ひたすら楽して」を実現すること自体が、決して楽じゃないと。

しかし、これを実現することで、効率の改善と、楽曲制作という直接的な仕事という不安定要素に頼りすぎない収益体制を築くことができると思います。何より、一時の楽ではなく、以降の活動においても十分に機能してくるので、早いうちにひたすら楽する制作体制を確立したいと思います。

 

2018年も、よろしくお願い致します。