ロングテールとは
皆さん、おはようございます。
詳しくは月末の定期報告でお知らせするのですが…8月18日のブログのアクセス数がすごいことになっていたので、それだけですがお知らせします。
さて、それとは関係ないのですが、今回のお話はロングテールについて。
ロングテール
その名の通り、長い尻尾という意味です。
ツインテールとかポニーテールとかの髪型のことじゃありません。
(そういうトップ
画像を探しましたが見つかりませんでした)
ロングテールとは、過去に作った情報、作品などが、長い時間にわたってアクセスされたり、評価されたりする事を指します。1つのブログ記事のアクセス数を時系列でグラフ化すると、投稿した日から今日までグラフが伸びている様が、長い尻尾、ロングテールに見えることからそう呼ばれていると思います※。
※諸説あります
特にブログでは、過去の情報にもスムーズにアクセスできるようになり、数年前の記事が根強く1日のアクセスランキング上位にあるということも珍しくありません。つまり、過去に制作した情報が、今日のアクセス数の土壌となっているわけです。
また、ブログなどでは、模倣のないユニークな記事の数が多ければ多いほど、検索で上位にかかりやすい…検索エンジンから見てコンテンツの評価が高いとみなされることがあるようです※。とはいえ、過去の情報とは古い情報とイコールなので、古い情報を放置したまま、というのは、記事の数による評価よりも、古い記事を放置しているマイナス面のほうが大きくなることもあるかもしれません。
※検索エンジンの評価は適宜変動するので、その限りではありません。
ロングテールの向き不向き
ロングテールを狙えるというコンテンツは、時間の経過によってコンテンツの価値が減衰しない、減衰しにくいものでないといけません。
ロングテールに適するもの
- ポートフォリオになる作品
- 作品やイベントのレビュー
- アーティスト活動のレポートや作品
- 日記
音楽やイラストの販売については、数があればあるだけ、有利であると言えます。
CDや書物では、在庫という物理的な負担を抱えなければいけませんが、オンラインでの販売であれば、データとして販売するので、物理的な負担が一切必要ありません。作品を作ってもHDDをちょこっと専有するだけです。
作品や機材のレビューについては、作品や機材が時間経過によって変化することがないため、特に問題はないでしょう。イベントのレビューやアーティスト活動の報告、日記など、これまでの歩みを記録したものは、新鮮な情報を求めて検索エンジンからやって来る、ということとは一切関係ありません。但し、ブログやホームページが目的とする内容と比べてコンテンツがかけ離れている場合、閲覧者から見て有益な情報ではないと切り捨てられる場合があります。
ロングテールに適さないもの
- 技術的な情報
- 古いOSを対象とした情報
- 流行や時事に関する情報
- 修行中に制作した作品
- ポートフォリオになる作品
技術情報については日々進化します。特に、今のPC環境でこういうことをしたい、こういうソフトをインストールしたいと検索したのに、出てきたのは前のOSの情報で、まったくもって参考にならない、現行のOSに対応していない等というケースは多いです。
音楽やイラスト等の販売作品やポートフォリオは多ければ多いほど良い、と、ロングテールに適する項で挙げましたが、使い方を誤れば逆効果になります。
例えば、駆け出しの頃で今と比べると制作能力が低い、機材の古さが露呈しているケースにおいては、せっかくクリエイターを探して検索しに来た人がいたとしても、過去の作品に触れて「ああ、この人はこれぐらいの能力しかないのか」と回れ右をする可能性があります。プロになるまでの3年間、プロになってからの3年間、プロで活動を続けて直近の3年間では、前者であるほど実力の上がり幅が大きいことは容易に想像できます。
また、長い間作品を公開していない、同じ作品ばかりがポートフォリオにあり続けるという場合、活動をしていないとみなされる場合があります。
このブログはロングテールに向いている
クリエイターを食業にするためにどうすべきか、どうあるべきか、どういう問題があるのか、どのように問題に立ち向かうべきか…そういった記事を作っていくことで、知識の蓄積と共有(ナレッジ・マネジメント)ができます。もちろん、クリエイターを取り巻く問題は環境に依存するところも多いので、そういった情報は適宜アップデートしていく必要はありますが、それでもなお、大きな部分が変動する可能性は少ないでしょう。
ロングテールを狙って、クリエイターを食業にするにはどうすべきか、そういう記事を書き続けていこうと思います。
ちなみに8月18日にアクセスが集中した記事はこちら