クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

iphoneで文字化けするのですが(後編)

前半の、iphoneで文字化けするのですが!

nrts-creator.hateblo.jp

  なぜモバイル対策をしないのですか

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後半に入ったので、話を元に戻しましょう。

モバイル対策をしない、しなかった理由は以下のとおりです。

 

  • モバイルフレンドリーに費やすコストが高い
  • 音を扱うこととモバイル機器との相性が悪い

最近のサイトでは、モバイルフレンドリー(スマートフォンなどの携帯端末でもストレスなく閲覧、操作ができる)が求められることが多く、それがPCでの閲覧を含め、検索順位に影響を及ぼすことがあります。iモードが始まった当初などは、アドレスが i.とか mobile.で始まったり、URLの後に /i とかついていて、わざわざモバイル閲覧用サイトを作っていたこともありましたが、それを1つのページで、PC、モバイル両方に見やすい、操作しやすいことを求められるようになりました。

但し、PCで見てもモバイルで見ても遜色ないサイト作りというのは、非常に難しいです。PCで閲覧すべきものであれば、コンテンツは重くなりモバイルに優しくありません。しかしモバイルでの閲覧を重視すると、PCで見た際にやたらと横幅が狭いなど、見づらくなるケースがあります。もちろん対策は可能ですが、一朝一夕でできるものではない、時間と知識と労力のコストが半端ないものとなるでしょう。

また、音楽の場合、携帯機器の音質は決して良くなく、携帯機器で音を聞く周辺環境は総じて騒がしい傾向にあります。なので、じっくり腰を据えて聴いて欲しいという思いとは相性が悪いように思えます。

とはいえ、そうも言ってられない

携帯機器で試聴用音楽を聞くというのは相性が悪いです。

でも、そうも言ってられません。

なぜなら、先ほどの寿司屋での一件のように、いつ何時、この人はどういう音楽を作るのかというのを、たとえ音質が悪くともプレゼンできなければならないと思うからです。

音楽は、作る側としては良い環境で聴いてもらいたいという思いが強く、それを願って作っていますが、聴く側としては、必ずしも良い環境で聞けるとは限らないし、携帯端末で音楽を聴くことが当たり前になっている人も少なくありません。

そうなると、多少音質に対して懸念があったとしても、携帯端末の持つ、いつでもどこでも、気が向いた時にすぐポートフォリオにアクセスできる状況を作る優位さを活かさないわけには参りません。もし良い音質で聴きたいというのであれば、良い音質で聴ける状況で改めて聴けばいいわけですし、そのためにはまず、良い音質で聴ける状況まで聴きたいと思う曲の存在をキープしてもらわなければならないでしょう。その僅かな心構えが、チャンスを掴めるか逃がしてしまうかに関わると言っても過言ではありません。

モバイルフレンドリーは、「携帯機器で聴くのには不向きだから別にいいや…」では済まされない問題といえます。

iphoneで文字化けするのですが

ここで本題の回収です。

これについてはいち早く解消を図りたいところですが…調べたところ出てくるのが…

といった情報ばかり。

これではなんの解決にもなりません。これらの情報は、情報を提供する側ではなく、情報を閲覧する側に問題解決をさせる手段の提起でしか無いからです。

確かに、iphoneに入っているブラウザ、Safariでは文字化けします。他のブラウザだと文字化けしません…では、そのサイトを見ようとするが為に、他のブラウザを入れようと思うでしょうか。余程切迫した状況でないかぎり、他のブラウザを入れてまで見ようとせず、文字化けが起こったサイトだから見るのやめよう、になると思います。

それに、文字化けが起こったから、文字化け対策をしようとしても、その対策を講じるだけの知識技術を持っている人は、思うほど多くないと思います。IEがネットブラウザとして正直アレという意見は様々なところで噴出していますが、日本でのシェアが一番多いブラウザはIEです。大多数は、IE以外のネットブラウザの存在や、IEから他のブラウザに乗り換えるメリットを知りません。それこそ、IE=インターネットと思っている人は、遥かに多いです。それを考えると、IE以外のブラウザで閲覧してください、では通用しない場面は相当多いことになります。特に、顧客となりうる層が、インターネットに詳しくなければ、より一層譲歩しないといけないでしょう。

今後の課題

言わずもがな、文字化け対策ですね。

 

nrts-creator.hateblo.jp

 これについては、コードセットを変更するという小手先の作業でなんとかなる問題では無いので、ガッツリとモバイルフレンドリーな構成を考えることとなるでしょう。モバイルフレンドリーについては、ページ単位で検索結果に関わってくるため、モバイル閲覧用のルートを作り、モバイル前提のページ構築を別途備えるのも1つかもしれませんが、管理の手間になることが懸念されます。

たとえ文字化け問題が解決したとしても、1ページ自体の重さ、文字数の多さといったモバイル閲覧独特の問題が出てくるでしょう。また、これを機に1ページ自体の情報量をダイエットする必要性もあると思います。そのためには、ページ自体にテーマをもたせ、何を訴えるのか、そのために何が必要なのかをブラッシュアップしなくてはなりません。

 

もちろん、サイトのデザインをおろそかにすることもなく…

なんかやることが多いなぁ。