麦わら金髪少女をプロデュース・第4話「準備」
前回の「麦プロ」
麦わら金髪少女をプロデュースとは
ゲーム音楽制作の仕事を手に入れるべく行動を開始した、麦わら金髪少女アイコンのサウンドクリエイーター、MMじぇみに氏の、営業活動と戦略を綴った奮闘記である。
第4話「準備」
4月になり、暖かい日中に春を感じたと思ったら、急に冷えたり、週末に悪い天気が続いたりと、動きにくい日々が多いと感じることが多くも、ようやく春らしい陽気になったと思ったら、今度は極端な夏日を記録するなど、同じく過ごしにくいと感じることも多い日が続きます。
そして、4月が過ぎていくにつれて、イベントのピーク、GWの到来が近づきます…
NR-Taka(以下N)「えむえむさん、もうすぐGWですね」
MMじぇみに(以下M)「そだねー。(o・ω・o)
この前、同人書店でGWですねイベントのカタログ買ってきたけど…まとめ買いしたら結構値段がしたよ。重かったし(´・ω・`)」
N「イベントパンフは即売会の貴重な運営資金の回収手段ですからね。イベント存続のためにも必要ですよ」
M「たしかにね。でも、昔と比べると、個人主催の同人即売会って、すっかりなくなっちゃったね。一昔前はオンリージャンルイベントを主催していた個人主催者がいたけど、今は個人単位ではオンリーや即売会は開催できないみたい(´・ω・`)」
N「個人規模では運営から準備から手配など大変ですよね。数人のグループで分担するとはいえ、誰かの動きが悪いと周りに波及したりイベントの中止にもつながりかねませんし」
M「それもそうだし、情勢の変化も大きいかな。2007秋の都産貿騒動※もあったり、東京都条例の改正で揺れたりすることもあったりで、気軽に開けるものじゃなくなっちゃったんだよね。(´・ω・`)」
※2007年秋の都産貿騒動:東京都立産業貿易センターで同人誌即売会と開場との間でトラブルが起こり、同人誌即売会=エロやポルノの販売という印象が広まり、東京都管理の開場でイベントの中止や成人向け作品の頒布禁止(2007東方不敗小町など)が相次いだ。以降も成人向け作品は個別にパッケージングし、見本誌の机上陳列禁止などの厳しい自粛要請が続いた。
M3のカタログを買ってきました。
N「さて、それはそうと、M3のカタログってあります?」
M「はいよー(o・ω・o)つ□」
N「これはよく見慣れた麦わら少女。(笑)今回は第2展示場の1階ですね。場所は…会場入口に近くてお誕生日席のすぐ後ろですね。誕生日席ほどではないですが、一般参加者に非常にアピールしやすい、いい場所だと思います」
M「オリジナルジャンルの時はだいたい2展の1階、ギャルゲーの時は1展の配置の時が多いね。2展の時は入場しやすいけど、盛り上がりが多いのは1展だからちょっとさみしい感じはするかな。企業ブースはみんな1展だし。(´・ω・`)」
N「第2展示場の中2階から第1展示場に抜ける通路は使えなくなってしまいましたからね…館の行き来がし易いに越したことはないのですが、参加者の総人数がかなり増えてしまったこともあるのでしょう」
M「TRCでは収まりきらなくなった感はあると思うよ。でも、音楽音響映像と言ったサークルは、なかなか増えないのもあるし、ビッグサイトに移ろうとしても、ペイできないというのはあるんじゃないかな。(´・ω・`)
いっそのこと、コミ1と同じ日程でビッグサイト開催にすれば…!(o・ω・o)」
N「参加者の層が違うので、トラブルが起こりそうな気はしますね」
M3に参加する各位へ
N「東京流通センターは周辺に飲食店がないので、お昼をどうするのか、それはしっかり考えておいたほうがいいですね。会場にコンビニや飲食店はありますが、まず満席になって自由に使えないと思っていいでしょう」
M「もちろん会場や会場周辺に迷惑となる行為は厳禁だよ!毎回少なからず会場側から苦情が出ているから、何か起こったり是正されなかったら会場が使えないってことになっちゃうよ!(`・ω・´)
なんでイベントに来る人、サークル参加する人、イベントスタッフをひとまとめに『参加者』と呼ぶのか、それはイベントに関わる人すべてがイベントの一部であり、イベントを映す鏡であるからなんだ!ひとりの身勝手が、イベント全体に悪い印象を与えるよ!(`・ω・´)」
N「イベントが開催できるということが恵まれていることだと意識しないといけませんね。もちろん健康管理も大事、家に帰るまでが即売会ですね」
えむえむさんのえむすりーせんりゃく
N「なんかえむばっかりでややこしいですね…
ところで、えむえむさん、M3で隠し玉がある!って公言していましたが、それは一体…?」
M「ふっふっふ~(o・ω・o)
それは、カタログの索引(と言う名の何か)をご覧あれっ(`・ω・´)」
N「…ふつう。」
M「そこじゃないのだ。こっちなのだ(o・ω・o)」
そこに書いてあったのは、キーワードでの索引を使った仕事訴求だった。
N「…露骨っすね」
M「堂々とステルスマーケティングだよ!(`・ω・´)」
N「ダイレクトマーケティングっすね」
M「M3でどれ位有効なのかというのはわからないけど、ゲーム音楽作っている人がM3にサークル参加しているってケースはあるみたい。だから、可能性としては否定できない、って感じかな。(o・ω・o)」
N「音源を頒布するという目的としては一番適ったイベントではありますからね。ただ、せっかく東京にいるのですから、即売会で仕事下さいと叫ぶだけじゃない、もっとダイレクトな戦略を実行できると思いますよ」
M「当然、新しい戦略を持ってるよ。特に、GW終わってからが絶好のタイミングとなりそうだね。少し遅れちゃうと夏コミに向けてこっちも相手も忙しくなっちゃうから、その僅かなタイミングを狙うに限るっ!(`・ω・´)」
N「このシリーズ、しばらくはネタに困りそうにないですね」
M「えむえむ先生の次回作にご期待ください!(o・ω・o)」
N「だからそれでは打ち切りになってしまいますよ…」
新緑萌える初夏に向けて、サークルMagical Muse &MooNは動き出す…
だが…
何か大切なことを、忘れている気がする。
…そうだった。
M3は第2展示場1階、う24A「Magical Muse &MooN」で参加します。
次回へ続く。