クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

麦わら金髪少女が遮音材を購入した話

4月某日…

 

みなさん、おはようござい…

?「助けて!!」

「えむえむさん!?ど、どうしたんですかっ…!?」

ツーッツーッツー…

「…急ごう!」

 

f:id:nrts-creator:20170423145050j:plain「わたしに乱暴するんでしょ!エロ同人みたいに!!」

 

途中、何度も嫌な想像が脳裏をよぎる。

 

 

 

MMじぇみに(以下M)「おー、NR氏、おあよー!(´・ωゞ)」

NR-Taka(以下N)「えむえむさん…だ、大丈夫ですか?怪我とかは…?」

M「ん?だいじょぶだいじょぶ。今のところはね(o・ω・o)」

N「そうですか…で、今のところは?」

その背後に立てかけてあるものに目が行く。ダンボールで覆われた、畳大の梱包物。

遮音材が届いたとのこと

M「空前絶後のぉ~!(中略)サンシャオンザイ~…え、む、(ペタペタ)え、む~~~!!ジャスティィス!!(`・ω・´)シャキーン」

N「前置きはさておき、遮音材なんですね。一応流れ的に訊いておかないとマズイ空気なので、吸音材とはどう違うんですか?」

M「一概に『防音』と言っても、音を防ぐ目的によって呼び方は異なるんだ。遮音、吸音、分散、防振…世間一般で言う『防音』は、大体『遮音』を指すことが多いね。でも意外と見落としがちなのが『防振』だけど、それはまた別のお話で(o・ω・o)」

N「ありがとうございます。ひとまず、搬入しましょう…」

搬入したはいいけれど…

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(外装を剥がした状態です)

N「とんでもなく重いですね…まあ、遮音材という段階で察しはついてましたけど」

M「金髪碧眼ロリ少女に運べと言う方が無茶じゃないかな鈴木佳奈?(o・ω・o)」

 

M「さて、この遮音材、およそ畳1畳分の面積が全2枚、重さはどれぐらいだと思う?(´・ω・`)」

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M「35kg!( ・`д・´)」

N「とんでもない重量ですね。あとそのネタやりたかっただけでしょ」

M「うん。ブルゾンちえみ。(o・ω・o)」

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M「個人的にはちえみって言ったらこっちなんだけど(´・ω・`)」

N「でしょうね。えむえむさん、散々『眼鏡とオーバーオールが似合う田舎娘と結婚したい!』って言ってますし。さて、開封しましょう」

遮音材の中身がこちらです

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M「右側が表、左側が裏だよ!(o・ω・o)」

N「なんかとんでもないものが来ましたね…プラスターボード(石膏板)の裏側に、防振用のゴムが貼り付けてありますね。わざと5mm程度ずらして接着してあるのは…別のボードを並列にした時のために…つまり、その…いわゆる『建材』ですよね」

M「その通りです、大佐。<(`・ω・´)」

N「その通りはともかく、そのままだと使いづらいと思いますね」

裏面がこちらです

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M「ゴム側のつぶつぶは別に単品での防振や吸音、拡散を狙ったものではなさそうだね。角材などに固定した時に振動が伝わらないようにする目的みたい(o・ω・o)」

N「同封されている説明書にも、角材で45cm程度の枠を作り、角材の枠には吸音材を敷き詰めろと書いてありますからね。もちろん表面はプラスターボードのまんまそれですから、そのまま使えば遮音はできても音が跳ね返ってしまうので、吸音材の貼付は不可欠でしょう」

M「音楽制作環境で使うとなると、何かしらの方法で立てかけられる必要があるね…(´・ω・`)」

石膏板ではダメなんですか?

N「しかし、プラスターボードだったらホームセンターで売ってませんか?先日『1枚あたり400円程度で売ってた』みたいなツイートしてませんでしたっけ?」

M「うん…でも、石膏板を導入できなかった要因のほうが多いんだ。(´・ω・`)」

  • 重い
  • ホームセンター以外では売ってない
  • ホームセンターでも宅配の対象外
  • ネットショッピングでは100枚単位から

M「1枚20kg近くするから、買っても運べないんだよ(´・ω・`)

それに、石膏板は衝撃に弱く、運んでる最中に事故で破損する危険性もあるんだ。そのせいか、ホームセンターでは配送サービスの対象外商品になってたよ。(´・ω・`)

で、アマゾンでは取り扱いがないし、ネットショッピングでは建材100枚単位の購入が必要だから、論理的に考えてまず無理。で、かろうじて購入できたのが、今回の遮音材という形。もちろん値段は同じ厚さの石膏板と比べると10倍近くになってるけど、目的のものを手に入れるにはお金を積むことも大切だと思う(´・ω・`)」

結論

M「おすすめはできません。(´・ω・`)

まず、購入した時点で立ちはだかったのが『車上渡し』という取引形態。これは、普通の宅配のように配送業者が玄関まで持ってくるケースではなく、車を会社の敷地内や会社の敷地付近に停車させて、そこからは配送先が物品を引き取るという形態。特に重量の大きいものについては、配送業者はあくまでもトラック1台、クレーンみたいに重いものを荷降ろしするための装備は持ってないからね。(o・ω・o)

幸い、今回は35kgと、人によっては運び出せる重さだったからよかったものの、人によっては十分詰んだレベルの重さだからね。もちろん、車から下ろしたあとは自己責任。(o・ω・o)

あとは…特にメイクとかもしてない石膏板が来るだけだから、実用には計画性が必要だね。もちろん隣人対策であれば倒れないようにして立てかけるための工夫が必要になるから、ある程度工作ができないと、無用の長物になっちゃうよ!(´・ω・`)」

N「そうでしょうね…家庭でも気軽に使える遮音パネルに加工して販売するのであれば、1畳分の面積で3万ぐらいは行くでしょうね。とはいえ、そんな遮音パネルがあっても、とんでもない重さになるので需要はないでしょうし…」

M「完成品を取るか、自作するか…(・ัω・ั)

 後者のほうが差額のぶんだけ安いとは言っても、自作する技術や工具がないとできないし…そこを埋めることが商売になるって言ってるようなものだね(o・ω・o)」

N「音楽制作についても同じことがいえますし、それを訴求することが、クリエイター業を確立することにもつながっていくでしょう。

一番いいのは、作品を見てそこに価値を見出して仕事をお願いする、営業にリソースを取られずに作品自体が訴求力を持つことですが…」

M「そんな時代が来るといいね…(o・ω・o)」

 

なお、部屋の遮音をするというのであれば、窓を二重にするなどの措置は有りますが、結局は物件というハードウェアに依存するため、遮音できる度合いには限度があります。特に『防振』…これは主に低音が建屋の壁や柱を伝い低音が響いてしまうもので、壁を強化しても防ぎようがない要因であるため、堅牢な建物である必要があります。理想は楽器可の物件ですが、絶対数が少なく家賃が高めなので、マンションなどの作りが堅牢なものであれば、アパートよりも作業が進めやすいと思います。

※もちろん、近隣への配慮はお忘れなく。自己責任でお願いします。

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