皆さん、おはようございます。
この記事を書く1週間ほど前に、こんな企画があったことが、ツイッターのタイムラインを賑わせていました。
5時間で100万円を使い切れ
その名の通り、道行く人に100万円を渡し、それを5時間以内に使い切るというもの。タイムラインに流れていた程度なので詳しくはわかりませんが、この企画、結構考えさせられるものがあります。
5時間で100万円使い切る方法とは…
当然だとは思いますが…
- 株や金など、売却することでリアルマネーに換算できるもの
- 無用に特定の物を買い占める、転売目的での購入
- google playカード、WebMoneyなどのネット上での金銭的取引が可能な媒体
- ビットコインなどの仮想通貨
- 交通系IC、買い物用の電子マネーへのチャージ
- 貯金及び借金返済
- 学費、自動車運転免許受講料などの教育のための納付金
こういったことは禁則でしょう。
つまりを言うと…
- 家財、機材などの購入
- 食事
- 公共交通機関の利用
- サービス
こういったことに金を使い、5時間以内に100万円を使い切らなければなりません。
この中で有用な手段は、もっぱら買い物ぐらいでしょう。
じゃあ何を買えばいい…
車
果たして100万円で車が買えるでしょうか。
中古でもそれなりに値段はしますし…何より、購入したはいいが、駐車場代、保険料、車検代などの出費はバカにできないレベルであり、更にを言うと
運転免許を持つことがステータスとは限らない時代
と言うのもあります。
家財
家財を購入して100万円を出すというのは意外と難しいものです。
そもそも、100万擲って今すぐに必要な家財って一体何なんでしょうか。
当然ながら、家財1つの大きさは決して小さくはなく、自分が必要とする家財を適切に吟味し、購入し、導入するまでを、果たして5時間で成し遂げることはできるのでしょうか。
旅行をする
5時間で100万使い切る旅行なんて、思いつきません。
それ以前に、予約とかそういうのも無しで5時間で完遂できる見通しがありません。
機材を買う
クリエイターだったらお金がいくらあっても足りないと思うほど、いい機材はあってほしいものです。とは言え、本当に必要な機材を、100万円程度すぐに挙げることはできるのでしょうか。
…というわけで、100万円を手に入れても、すぐに使い切れと言われたところでそれは難しいことだと思います。
おしまい。
…終わっちゃダメだ。
100万円手に入れてすぐ使い切ることの重要さ
ここからが本題です。
100万円手に入れてすぐに使い切るということは、すなわち「どれだけの金があればどんなものを手に入れることができるのか」ということを、常に考えているということになります。
今、自分には何が必要なのか、なぜ必要なのか、それを手に入れるにはいくら必要なのか…これを考えることで、必然とその先を考えることができるようになります。
自分に必要なものを手に入れるにはいくら必要か、どうやってそれを稼ぐのか、それは本当に必要なのか、すぐに購入できないとすれば代替え案はあるのか、代替え案があるならそれで十分なのか…
欲しいものというのは、モチベーションを与える存在にはなります。しかし、ただ欲しいと叫ぶだけでは、所詮付け焼き刃、そこにたどり着けなくなればただ欲しいと虚空に叫ぶだけに終わってしまいます。
ちなみに、100万手に入れてすぐ使えと言われたら何に使います?
Mac Pro 668,952円
12コア、32GBメモリー、512GBのSSD、あとはワイヤレスキーボードとマウスを着けます。
5Kディスプレイ Dell社製 104,780円
4Kディスプレイ Dell社製 66,800円
27型 3840 x 2160(16:9)
5Kディスプレイの補助的に使うディスプレイ。縦置きにして使うことで、音源やプラグインを操作するように使う。
APOLLO TWIN MKII QUAD 159,840円
Thunderbolt対応オーディオインタフェース。
合計:1,000,372円
100万を少しオーバーしていますが、Mac Proのオプションを調整すれば100万を下回らせることは十分可能なので、ひとまずこの金額でフィニッシュです。
ただ、これを急遽ラインナップには挙げましたが、実際のところ、100万円を埋めるためにどうやって埋めるかを考えた結果でもあります。どちらかと言うと100万円あったら何がほしいか、というのを考えるより、「どうやって100万円に調整するか」という方に悩みました。
…実際は、欲しいものを挙げていったらきりはないのですが、本当に必要なものが一体何で、それがあればどんなことができるのか、というのを考える機会って、あまりないと思います。
ただ、欲しいものは常に自分の心の中に留めておく…それがいつ何時、自分の行動にアクセルをかけることになるのかわからないので、持っておくことは大切なんだなと思う出来事ではありました。