「インスタ映え」について考える
皆さん、おはようございます。
「インスタ映え」
この言葉で、何を連想するのでしょうか…
去年の春頃から、インスタ(Instagram)でウケが良い…すなわち「インスタ映え」する、ということを、堰を切ったようにテレビで語られることが多くなった気がします。
美味しそうな料理、美しい景色、楽しそうなイベントなど…その写真を見た人が「いいね!」を押すことが評価とみなされるインスタ。
しかし一方では、「インスタ映え」する写真を取るために、様々なトラブルも噴出。
食べ物を撮ったはいいけど、食べきれずに残す…そもそもはじめから食べきれない量とわかっていながら、インスタ映えのために注文して食べる気なく残す…酷いケースにおいては、食材を粗末に扱い、それを投稿する事例も…
また、景色を撮る場合も、駐車禁止の場所に車を止める、立入禁止の場所に踏み込む、登ってはいけないオブジェクトの上に登る…最悪のケースに至っては、自生している食物を勝手に摘み取ったりという事例もあります…もちろん、それが私有地であっても。
そんな賛否両論がある「インスタ映え」について、これがクリエイターにとって影響があるのかを考えてみました。
インスタ映えを目指してみる
クリエイターにとって、インスタをやるやらないはともかく、「インスタ映え」については意識するほうが良いと考えます。
特に、食事。
- おかずによって盛り付ける皿を選ぶ
- お茶は湯呑で、珈琲や紅茶はカップで、冷たい飲み物はガラスのコップで
- パセリやガーリックチップ、抹茶塩など、シーズニングを充実させる
これらは別に、生活をする上では必要ないですが、見た目を意識することによって、生活に工夫が生まれ、QoL(Quality of Life)を上げる要因になると思います。何より、見た目を美しくし、食事の質を上げることで、心も満たせる状況を作り出すこともできます。
逆に、こういうのにこだわらず、適当に盛り付けておしまい、ということを繰り返していると、綺麗に見せる、魅力的に見せることに対し消極的になり、アンテナが鈍る危険性もあるでしょう。
インスタ映えから自身のレベルアップへ
食事の見た目に拘るようになれば、当然他の要因についても、こだわりを持つようになります。
寝室であれば、雑魚寝からしっかり眠れるような環境へのレベルアップ…枕や寝具をより良いものにし、掃除も捗ります。お風呂やトイレであれば、清潔感を追求するようになるでしょう。
また、リビングであれば、ゆったりくつろげる環境の追求。作業部屋については作業効率の追求といった要素を追求できます。
もちろんこれらは決してタダでできるようなものではないですが、「これまで無駄だと思ってきた物事に対し、論拠をもって投資する」という思考につながっていくと思います。目的なく見てくれだけを着飾ることとは違い、内面が欲しているから見てくれを着飾ることで、外面が内面をしっかりサポートしてくれるようになるでしょう。
インスタ映えする生活って大切なんですか?
自分自身、特に大切だと思っています。
どうせ食べるなら美味しく食べたい、生活をするのであれば自分の好む生活環境が欲しい、それが、「インスタ映えするような生活スタイル」と共通していることが、今回の記事作成につながったのは確かです。
特に、自分自身、親がそういうことにこだわらなかったため、インスタ映えとは無縁な世界で育ってきたところが強く、それに反発する思いが強いからというのもあるでしょう。
- カレーライスはご飯を平らによそった上にカレーソースをボテッと乗せるだけ
- コーヒーはいつもお茶を飲んでる湯呑で出てくる
- 忙しい時は温められたおかずがタッパーに入ったまま出てくる
風情のかけらすらありませんでした。
そういうところも、カレーは皿の半分にご飯を盛り、もう半分にカレーソースをかけ、パセリを一振りする、コーヒーはコーヒーカップで飲む、シーズニングがやたらたくさんあり、タッパーで温めたおかずを洗い物を増やしてでも皿に盛り付ける…といった、一人暮らしをする上では労力を増やしてでも見栄えを良くすることにこだわっている理由なのかもしれません。
今回は「インスタ映え」について考えてみました。
やっぱり、クリエイターという感性を必要とする仕事をする以上、感性を鈍らせない、育てる環境は、身近レベルから不可欠だと思います。何より、いたずらにインスタ映えしない環境を晒しても、クリエイターに対する悪いイメージをばらまくだけのような気がします。クリエイターというイメージを向上させるためにも、インスタ映えを意識した環境づくりというのは、大切なのかもしれません。
一応、Instagramはnrtsoundでやってはいますが、遠出した時に写真をとる程度で、楽曲制作とはほとんど関係がない物事ばかりです…Instagramからも制作依頼につなげていく、となると、ツイッターなどよりも違った展開が必要そうですね。
くれぐれも、インスタ映えに飲まれない、節度あるインスタライフを。