クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

麦わら金髪少女をプロデュース 第17話「divergent」

前回の「麦プロ」

 

nrts-creator.hateblo.jp

 「麦わら金髪少女をプロデュース」とは

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―2016年末

麦わら金髪少女(以下M)「ねーねーNR氏ー、ゲーム音楽制作の仕事がしたいんだけど、宣伝協力してくれない?(o・ω・o)」

NR-Taka(以下N)「じゃあ月1でコーナー作るよ」

そんなこんなで、コーナーが始まって間もなく1ヶ月半…利権と競争と戦略が入り交じるゲーム音楽制作の現場に、たどり着くことはできるのだろうか。

第17話「divergent」

N「えむえむさん、GWイベントお疲れ様でした。イベント終わってなお、アクセルがかかってる感じですね」

 

M「そだねー

boothでサークル作品のDL配信を始めてツイッター以外にも足場を築いた感じだよ。(o・ω・o)」

N「訴求力としては申し分ないですからね。あとは、作品を増やして公開する場所が、動画サイトで増えればと言ったところですね。」

M「ひとまずはサンシャインガールの紹介動画を作ってアップを目指すよ!特設ページもありだけど、やっぱり動画で見られるのは大きいからね。(o・ω・o)」

N「チャンネルを開設すれば、作品ができたら動画投稿して、いくつもの作品を見てもらうように誘導することもできるでしょうね。」

M「インターネットを使えば、いろいろな訴求活動ができる。でも、あれこれ手を出しすぎると、ひとつひとつが疎かになって、逆に1つ1つの広報力が落ちちゃう。だから、これとキメたものを決め打ちしていくよ!(`・ω・´)」

N「便利な時代だからこその罠ですね。インターネットでの広報戦略は、1個の労力が少ないとはいえ、たくさん手を出せばその数倍になってしまう。メンテナンスを怠れば、その情報にアクセスした人が落胆して逆効果ですし、何より、単純にタスクが増えてゲンナリしますからね。」

M「情報はこまめに公開して、メンテナンスは最小限に。コスパを求めればその分だけ、作品制作に費やせるよ!(`・ω・´)」

N「そのとおりです」

青天の霹靂

N「ところで、GWのイベントではいい感じに営業はできたんですか?」

M「M3は何時になく出てよかったと思えたイベントになったよ!

挨拶回りしたいところに挨拶に行けたのもあるけど、挨拶回りを予定していなかったサークルとのサプライズ名刺交換が出来たのも大きかったし。もちろん、サンシャインガールを手渡したけど、こうやってスッと迷うことなく名刺代わりになる作品を手元に控えておくのは大切だって思ったよ!(`・ω・´)」

N「コミティアではそれなりに無料作品配布が出ましたからね。これは成功と言えるでしょう。」

M「一応、名刺封入版のサンプルと名刺封入なしのサンプルと2種類おいてあったけど、圧倒的に出たのが名刺封入してた方。名刺封入なしを手にとった人も、名刺くださいと言ってきたほどだし、こういう結果が出せたのは大きいね。(o・ω・o)」

N「コミティアはオリジナル作品を頒布する場所、二次創作と比べると制作者の顔を意識して見る傾向にある、と言えるでしょう。

他に何か、仕事につながるような手応えはありましたか?」

M「うん…」

N「…何かあったんですか?」

M「これまでずっと、ゲーム音楽を制作したいって、営業かけたり作品配ったり挨拶回りしてきたけど…ようやくどうすればゲーム音楽制作に携われるかが見えてきたんだ…(o・ω・o)」

N「それはいいことじゃないですか…!

…でも一体何が?」

M「ゲーム音楽を制作できるだけじゃダメなんだよ…」

N「…と言いますと?」

M「ゲーム音楽の制作はもちろん、ボーカリストの手配、スタジオの手配、声優の手配など、事務的なことができないと仕事を振ってもらえる、というのは難しいみたい。

(´・ω・`)」

N「それはサウンドクリエイターと言うよりは、サウンドディレクターとかそちらの方ですよね…」

M「だから、単純に考えて選択肢は2つ…

ひとつは、今までのようにBGM制作一辺倒で突き進む戦略を取る

もうひとつは、スタジオの手配などサウンド制作以外の事務的なサムシングができるようになる…((+_+))」

N「どちらに進むにせよ、長いトンネルですね。

前者は今まで以上にパワーでぶつかりあうことを求められ、後者は何かしらの方法で仕事の流れを学ばないといけない…平日勤務のえむえむさんにとって、後者はスケジュール的な問題も立ちはだかりますよね。」

M「どうするか、そこを考えないといけないよね…(´・ω・`)」

N「しかし、今はやれることを進めるしかありません。仮に後者に対応するために勉強しても、肝心な作品制作や広報がなおざりになれば、最初の関門であるBGM制作ができるということを突破できないので無用の長物になってしまいます。必要なものが揃ったら、その時に改めて考え直してもいいんじゃないでしょうか。」

M「やるしかないよね(`・ω・´)」

N「その意気です。」

 

徐々に暑くなる季節、それに比例して戦略も加速する。

今年の夏も、いつになく暑くなりそうだ。

 

次回へ続く。

 

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