クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

具体的に「サボる」ってなんだろう…?

皆さん、おはようございます。

f:id:nrts-creator:20190113160708p:plain

ついに始まりました「ひたすらサボって楽曲制作業」。

とにかく、サボることを目的とします。

サボってサボって、楽曲制作業を確立することを目指すわけですが…

具体的に「サボる」ってなんだろう?

 実は、とても単純な疑問なのですが…一概に「サボる」と言っても、そもそも「サボる」というのはどういうことなのかを深く考えたことはありません。

今回は、「サボる」ことについてじっくり考えてみたいと思います。

「サボる」とは

サボタージュ(フランス語)

  • 俗に言う「怠けること」
  • 労働組合の争議戦術…仕事はするが、著しく能率を下げて経営陣にダメージを与え、交渉を行う手段

基本的には前者の意味で使われることが多いですが、元は後者で使われていたんですね。ひとまず、前者の意味で話を進めていきます。

具体的にどうサボるべきなのか

では、楽曲制作業においてどこをどう「サボる」べきなのでしょうか。

ひとまず、ざっくりと「サボる」方向性を考えたいと思います。

  • 絶対的な仕事量を減らす
  • 絶対的な仕事時間を減らす
  • 同じ仕事をする上でコストを減らす
  • 作業をシステム化する
  • 業務時間以外の時間を増やす
  • 1件あたりの額面を上げる
  • 仕事をしなくても収入を得る
  • 宣伝や営業をしなくても仕事が来る
  • 何もしなくても知名度が上がる

…結構挙がりましたね。よきかなよきかな。

では考えていきましょう。

絶対的な仕事量を減らす
絶対的な仕事時間を減らす

単純に考えると、ここに手を入れればサボることが可能になります。

しかし、仕事の量や時間を減らすということはつまり「同じ仕事をする上でコストを減らす」ということにほぼイコールなので、次の項目で考えていきます。

同じ仕事をする上でコストを減らす
作業をシステム化する

要は「効率化」ですね。

BGM制作の仕事をするのであれば、仕事を受注して、資料を用意して、制作の体制を整えて、制作して、作品を提出する、という流れになります。その作業工程を、いかにスピーディーに、寄り道や停滞がなく一本道で行けるかが求められます。

また、各作業工程を効率化することも必要です。

仕事を受注するのであれば、相談を受けたら見積りを提出してサクッと交渉成立に持ち込むのが好ましいですが、わからないことがあると相談のやり取りの手間と時間がかかってしまいます。クライアントが依頼する前に「この仕事は頼めるのか」「どれくらいの期間で納品されるのか・納品が間に合うのか」「費用はどれくらいか・費用は予算に適っているか」を大まかに判断できれば、見積もりを出してサクッと交渉成立に持ち込めると思われます。

特に事務作業においては、文章を考えることに時間も気力も奪われてしまうことは多々あります。見積りは見積りで、請求は請求でと、用途に応じたテンプレートを用意しておけば、事務作業に時間を取られることもないでしょう。

制作の体制も、オーケストラ曲を作るために、まっさらなプロジェクトから楽器を1個1個アサインして…とやっていくと、それだけで時間がかかってしまいますし、その間にモチベーションが下がってしまいます。だったら、予めオーケストラに必要な楽器をアサインされたプロジェクトを用意して、それをベースにしたほうが早いのは言うまでもありません。

作業の効率化は、ソフトウェア面だけでなく、ハードウェア面も求められます。

作曲をしようと五線ノートを開こうにも、テーブルが汚れていたりペンが書けない状態であれば作業がはかどりません。作業機に向かって制作をしようにも、ツールが操作しにくい配置やミスタッチを誘発しやすい状態であれば、思うように作業が進まないことにモチベーションは削られてしまうでしょう。

モチベーションが下がり、作業効率が落ちれば、時間も体力気力も消費してしまいます。これではサボれません。サボるためにも効率を徹底的に追求しましょう。

業務時間以外の時間を増やす

つまり、業務時間を短縮して捻出するということです。

やることがなくなれば必然的に業務時間外になります。業務時間外は仕事のことを忘れましょう。そうすることで、仕事をするときは仕事マインド、仕事しないときはNot仕事マインドでいることができ、作業とオフの切替がしっかりできるようになるので、作業するときのモチベーションを高く維持しやすくなります。そうなれば、作業を高い能率で終わらせることができ、業務時間外が増えます。つまりサボれます。やったね!

1件あたりの額面を上げる

制作の額面を上げれば、その分だけ1ヶ月に必要な額面分をがっついて働く必要がなくなります。月20万円を目指すにしても、1件5000円であれば40件必要ですが、5万円であれば4件で十分ですし、もし10万いけるのであれば2件で十分です。そうなれば、どれだけの時間が浮くでしょうか。

1件あたりの額面が高い請負をするのであれば、大きく分けて

  1. 高い額面で請けられる仕事をする
  2. 低い額面の仕事を高い額面に引き上げる
  3. 高い額面で請けられる後ろ盾を作る

上記3つが挙げられますが、1については仕事自体が取り合いになったり、ある程度の実績が必要になるなど、厳しい場合があります。

2については、低い額面を提示する案件に対して「なぜこれだけの額面が必要なのか」を説明し、「値引きを否定し、提示した額面以上の価値の提供を約束する」ことで、額面の引き上げを狙っていこうと思います。

3については、自分の魅力を前面に押し出せるものを作れば、多少高くても選ぶという状況を確立できる可能性はあります。そのためには、長所を見出し、長所をどんどん磨き、長所をアピールしていく必要があるでしょう。

仕事をしなくても収入を得る

仕事をしないで収入を得る方法として、楽曲や作品を販売するシステムを確立することがあります。

例えば月に20万円欲しいという時、BGM制作が1件5万円だったら、4件請けないと達成できません。でも、仕事以外に5万の収入が得られれば、同じ仕事を3件にセーブすることができます。つまり、案件1件分の時間を別のことに使うことができます。

できた時間で、制作技術を強化するための勉強に充てたり、人に会って人脈を広げたりといった方向に使うことができます。オンラインでの楽曲配信や楽曲販売であれば、販売手続きなどはすべてシステムがやってくれるので、手を下さなくとも並行して進行することができます。

特にネットワーク配信は場所を取らないし、作品数が増えればその分だけ自分の作品にアプローチするチャンスは増えていきます。どんどん販売用の楽曲を制作して、どんどん販売してベーシックインカムを底上げしていきましょう。

宣伝や営業をしなくても仕事が来る

わざわざクライアントを求めて営業に行ったり、ツイッターやブログでリアルタイムで広報しなくても、楽曲を必要とする人の目に付きやすいところに自分の存在を置くことができれば、能動的に宣伝しなくてもクライアントがアクセスするチャンスが増えるでしょう。

特に動画コンテンツは相性がいいもの。クライアントの目を惹きそうな動画コンテンツを置くことで、何度も繰り返し目にしたり、ブログで拡散されるなど、勝手に宣伝されることで広報に割くコストを減らすことができるでしょう。もちろん、連絡先の記載も忘れずに…。

何もしなくても知名度が上がる

作品や実績を公開するにあたり、「その実績と密接に関係のある人達」にアプローチできれば、そこから仕事につながったり、関係者の目に留まることが期待できます。

まずは作品や実績と言った現物、そしてそれを紹介するブログ記事を用意すれば、あとはそのブログ記事の存在を広めやすいところに配置しておくことで、知名度を上げていくことが狙えるでしょう。

 

結論

f:id:nrts-creator:20190104172545j:plain

※あいりすミスティリア!より

 

まずは、作業の効率化から始めていきたいと思います。