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クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

あくまでも専業なんですよ

クリエイター問題(クリエイターサイド)

皆さん、おはようございます。

 

音楽制作で生活をしているサウンドクリエイターって、同業者だったら何人かピックアップされるとは思いますが、その中で目立つのは「ブログPV数がいくらで、ブログ収入がいくら…」という文言。ブログを軸に活動しているので、それがあって当たり前といえば当たり前ではあるんですが…このブログで目指したいところは、クリエイターを本業として食っていく、ではないんです。

あくまで専業なんですよ

クリエイターの専業を軌道に乗せるためのブログ収入、稼ぎの手段を増やすためのブログ収入を得るというのは十分戦略としては有用です。専業をめざしても食えなくなってはお手上げですからね。

ただ、このブログでの主張はあくまでも、クリエイター業1本だけで食っていける状況を確立したいということです。クリエイター業1本で食っていける状況を作るということは、クリエイター業そのものを是正するということにつながります。「クリエイター業だけで食えないという状況があるなら、別の収入を用意すべき」というのはごもっともですが、それはクリエイター業につきまとう由々しき問題から顔を背けることになり、由々しき問題を攻略するに至りません。

…というわけで、あくまでも専業を目指すには、専業で食える状況を作らないといけないわけです。当然、そこに至るまでに時間がかかるわけですが。

専業じゃないといけないんですか、兼業じゃダメなんですか

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兼業という、別に収入がある状況というものは、仕事に対する価値観に疎くなりがちです。クリエイター業が本業、副業に関わらずです。

よく「クリエイターになるためには、まず兼業から」と言われますが、それに前へ倣えするのは待ったをかけたいところです。もちろん、クリエイター業をすぐに軌道に乗せることはできませんし、仮に専業に切り替えるにしても、経済的な余裕は必要となります。ただ、兼業段階でもクリエイター業の暖簾を掲げる以上は、プロの一員であり、同業者と比べて大きく逸脱しない仕事の相場を提示すべき、と言っておきます。間違っても、実績という人参を目の前にぶら下げ、無償や激安で買い叩く声には応えないでください

兼業クリエイターに待ったをかける理由の1つは、兼業での収入があるゆえに自分の仕事の価値を自己評価できず、仕事欲しさに謙虚になりすぎ、いいように使われ(て使い捨てられ)る便利屋を量産する懸念があるためです。特に最近では、同人活動などで注目されて仕事が来るケースも見られ、仕事を請け負ったことがない人に仕事の依頼が来たり、アマチュアからプロを目指そうとする人ほど、そういう傾向に陥るケースが多いように見られます。

もう1つは、リソースは有限であるということです。

専業で稼げない、だからアルバイトなどで兼業するとなれば、アルバイトをしている間の時間、体力、気力を消費します。入店する曜日が定期化しやすいアルバイトでは、当然、その時間はアルバイトに消えます。しかし、仕事は入るタイミングを選びません。

仕事を締め切りまでに仕上げるにしても、打ち合わせに参加するにしても、突発で入ってくる仕事に、アルバイトのシフトを変更することは難しいものです。こういう状況が続けば、真っ当に仕事をこなす事ができず、信頼に関わってきます。

「クリエイター業を軌道に載せるためにアルバイトをします」が…

「申し訳ありません、アルバイトが忙しいので仕事を請けられません」

では、もはや本末転倒と言わざるを得ません。

だからあくまでも、専業を目指すんですよ

とはいえ、いきなり専業をめざしても五里霧中で、ホワイトアウトして滑落しておしまい、になるわけにはいきません。

ただ、兼業から専業を目指すにしても、どうやったら専業にシフトできるか、アルバイトをするにしても、どれぐらいの頻度で行うか、どんな目的を持って行うのかをはっきり決めないといけないでしょう。

専業を目指すということは、専業でも生きられる術を身につけること…仕事を軌道に乗せるというのは、専業で生きる術を身につけることのひとつだと思います。

専業を目指すという意識を持ったクリエイターが増えれば、必然的にクリエイターを買い叩く事案も少なくなっていくと思います。

 

クリエイターを、「食業」に。