クリエイターを、「食業」に。

サウンドクリエイターとしてフリーで活動する楽曲制作者、NR-Takaの、クリエイター問題に対してあれこれ考え、書き連ねるブログです

一人暮らしをするのなら

皆さん、おはようございます。

f:id:nrts-creator:20160704112035j:plain

 

今週はある種ブログの記事を量産することが仕事のようなものです。

今回はコラムとは離れた、一人暮らし開始のビジョンを記事にしようと思います。

一人暮らしをするのなら

豪華な屋敷、東京ドーム2個分の広さの庭、専属のシェフとメイドを控え、昼下がりのバルコニーで優雅なティータイム、大きなお風呂、ふかふかのベッドで就寝…

似合うかー!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻

そもそもメイドを抱えた時点で一人暮らしではないんですが…はともかく、それが実現しても今の生活では逆に落ち着きません。

というわけで、改めて一人暮らしをする際のこだわりを書き連ねていきます。

 

一人暮らしだからこそ、生活にこだわる

現在は実家ぐらしですが、近い将来、東京近郊に出て、楽曲制作の仕事でガッツリを築こうと思っています。当然、一人暮らしになることは想定しています。むしろそのほうが楽です。

しかし、ただ単に東京近郊の拠点を置くだけというわけには行きません。楽曲制作の仕事を行うベースポイントとなるので、それ相応のスペックが要求されます。

物理的な仕切りが可能な物件選び

理想は、4.5畳ぐらいの作業部屋を、居住空間以外に確保できることです。

仕事場と生活空間を仕切ること、これが結構大事です。

仕事場には仕事しか持ち込まない、これにより、仕事に集中できる環境が生まれます。自営業の場合…特に営業所を展開するわけでもないデスクワーク主体の場合、どうしても自律するのが難しくなります。仕事に使うコンピュータにゲームが入っていたり、インターネットでの調べ物もつい脇道にそれてしまう…コンピュータを作業用に固定したところで、同じ空間に脇道に逸れるものが存在すれば、たちまち作業に悪影響を及ぼすでしょう。

逆に、休憩するときも同様です。

仕事を忘れて休憩するときに、作業用スペースと共用だったら、休憩するにもかかわらずチョコチョコ仕事を進めがちになります。これではしっかりと休養を取ることができません。中には「休んでいる時も仕事のことを考えないといけない」と持論を展開する方もいますが、それには反対です。休んでいる時にしっかりと休むからこそ、仕事をするときに質の高い仕事ができると考えます。それに、お風呂に入っているとアイデアが湧いて出るように、脳のリラクゼーションがあるからこそ、今後の仕事に繋がる有益なアイデアが出てくることもあります。

それに、部屋を作業部屋、生活用と仕切ることで、生活用の部屋で発生しやすいホコリが作業機に振りかかるのを軽減することもできます。

作業部屋が確保できない場合は、8畳以上の部屋が必要になります。音楽制作用で半分、生活用で半分、と、物理的に仕切れる状況ができる必要最低限だからです。

ゆったりとしたソファー

音楽制作スペースは、作業機周りがおおよそ180×100c㎥を占めます。作業機と反対側の壁に、ゆったりとしたソファを導入しようと思います。(ホームセンターで税込6万程度)

ゆったりとしたソファは、主に作業の休憩用、ミックスが完了した楽曲を聞く際のリスニング用といった、集中する作業とは反する位置づけにあります。コーヒーを置いて飲みながらでも構わないでしょう。

畳ベッド

生活スペースには、先の記事でも書いた通り、収納を備えたベッドを導入します。ベッドにはいろいろとありますが、導入したいのは畳ベッドです。(ホームセンターで税込み4万ちょい程度)

日本人なので畳の手触りには落ち着きを感じることもあります。ベッドは寝るときや仮眠をとるときに使いますが、それ以外の時は布団をたたむことで、空いたスペースを椅子として使うこともできます。

上が畳になっていて、中が収納になっている長椅子も悪くはないですが、8畳の場合、生活スペースが狭くなる懸念があります。

コーヒーメーカー

一人暮らしをしてこだわりたいのは、コーヒーです。

作業のお供としてもそうですが、コーヒーの香りはいいものです。

現在はスティックコーヒーが手軽で使っていますが、安い分だけ味気なさを感じることはあります。また、コーヒーショップで飲むコーヒーは、味がしっかりしていて、缶コーヒーとかと比べて高いけど、高い足らしめるものがあります。これを自宅で実現するのが、目標のひとつです。なので、コーヒー豆を選ぶところからの、こだわりのコーヒー環境を作ろうと思います。

壁掛け扇風機

普通の扇風機でいいんじゃない?

壁掛けの扇風機じゃないと辛いですね。

壁掛け扇風機のメリットは、扇風機を置くことによる場所の占有がないということです。扇風機を置けば、動きの妨げになりますし、コードを引っ掛ける可能性もあります。8畳の部屋で生活・作業を行うとなると、作業機にソファ、ベッドにテーブル、PCに本棚などで、かなり手一杯です。

その点、壁掛け扇風機は場所に困りません。また、上から下に空気を送るため、サーキュレーター的な使い方も可能です。空気を滞留させることで温度を一定に保ち、冬は部屋をしっかりと、無駄なく冷やすことができます。冬は暖気が天井付近に溜まるのを防ぎ、頭は暑いのに足元は寒い状態にも対処できます。

LED照明

東日本大震災以降、その注目をあびるようになったLED照明です。

LEDは、明るさの割に電力消費が少なく、蛍光灯のような球切れもめったに起こりません。また、リモコン操作で、明るさや色味を変えることができます。作業中は白色で明るく、夕食後は暖色に切り替え、就寝1時間前から暗めに設定しておくことで、入眠がスムーズになります。

蛍光灯と比べると値段は高いですが、蛍光灯を使った際と較べて、ランニングコストが段違いなので、高い値段を払っても数年程度でお釣りが来るということです。一人暮らしの際に持ち込んで、持ち込んだ物件を離れる際に取り外して使い続ければ、何ら問題はありません。

物件の外ももちろん大切

一人暮らしを快適にする・不快なものになる要因は、物件の外にあります。

  • バス通りに面しているか
  • 近くに高い建物はあるか
  • 隣人の質・生活リズム
  • 住人へのお知らせ
  • 極端に安い家賃
  • 忌避施設との距離
バス通りに面している

一見すると、路線バスが利用できて便利と思いますが、バス通りに面している場合、バスの走行音が思いの外問題になります。低音を一杯含んでいるので、なかなか遮音できません。また、バスが通る道ということは、それなりに交通量があるということです。夜には暴走族の通り道になる可能性もあります。

近くに建物があるか

近くに高い建物があるかどうか…高い建物は総じて避雷針を持っていることが多く、物件の近くに高い建物があれば、落雷が直撃する可能性は大幅に下がるでしょう。

但し、落雷に伴う停電やサージノイズ(落雷による瞬間的な高電圧の発生)による電気製品へのダメージを避けられるわけではありません。雷ガード機能付きのタップを使うなどの落雷対策もそうですが、怪しい時はコード自体をアンプラグすることも併用するのがいいでしょう。

近くに高い建物があっても、それが日照権を奪うのであれば、できるだけ避けたいです。また、高い建物から自分の部屋が覗かれる場合も避けたいところです。

隣人の質・住人へのお知らせ

そして何より、一人暮らしの生活の質を決めるのは、隣人の質です。

隣人の生活リズム、モラルと言った要因が、悪影響をおよぼすことは十分考えられます。大音量で音楽をかけていれば、窓を開ければ飛び込んでくるし、窓を閉めても不気味な低音が壁を抜けてきます。これが深夜早朝だとしたら安眠に関わります。

相手が夜型の生活をしている場合、寝ている時に行動されて生活音に悩まされることもありますし、逆に自分が昼間普通に生活しているだけでも、相手からすると寝ている時間を侵される事になるので、壁ドンされたり不動産屋を通じて注意を受けたりすることがあります。

あとは、隣人の質があまりにもアレでアレな場合。これ最悪。

毎日のように誰かが部屋にやって来る、その人の質もだいたいアレな場合が多いです。特にこういうアレな状況は、家賃が安い物件、学生が多い物件で起こる傾向にあります。物件選びで注意する点の箇条書きに「住人へのお知らせ」を書いた理由は、そのうちの大体が「声などが近隣住民の迷惑となっている」ということを啓発するためだからです。

こういう場合、不動産屋に相談して是正勧告を促すのが常ですが、それが聞き入れられない、報復が懸念されるといったケースもあります。明らかに迷惑である場合、証拠を抑えて警察に相談するのが一番です。発生日時、迷惑行為の詳細を記録し、短期間にある程度の規則性を持っていることがわかれば、警察を通じての対応が行われるでしょう。もちろん、「不動産屋への警察による注意をした連絡」「匿名による迷惑行為への訴え」を忘れずに。郵便受けやドア、ベランダのガラスなどが破損したり、物件内ですれ違った際に脅されたりした場合は、立派な刑事事案です。即刻警察を呼んでください。

家賃が極端に安い

家賃が極端に安い場合にも注意です。不動産屋を巡ると、その不動産屋しか扱っていない、スペックの割に家賃が安い物件、所謂お宝物件があることもありますが、なぜそれだけ家賃が安いのか、その理由を考えなければなりません。

築年数が古い:特に築30年以上の木造物件は、電気容量が低く、築年数が古すぎて増設ができないことがあります。また、首都直下型地震に代表される近い将来発生すると言われる大地震を考えると、20年前の阪神淡路大震災以前に建てられ、現在の耐震基準に達していない物件はオススメできません。

賃料を下げる要因がある:後述する忌避施設が近い、日照権がない、風呂がないなど、住んでみて気づく要因が賃料を上げられない(=賃料を下げないと住んでもらえない)要因になっている事があります。現地を見て判断しましょう。

悪いいわくつき物件:極端に家賃が安いといえばこれですが、情報開示の義務があるので、あからさまに安い物件については問合せたほうがいいです。

いずれにせよ、なぜ家賃が低いのか、なぜずっと空き部屋の状態が続くのか、その理由は聞いて見るに限ります。但し、高層マンションの建設により空き部屋が常態化することで、一時前より家賃が下がるということは十分に考えられます。

ちなみに、先に挙げた「住人の質が悪いから家賃が低い」ということはありえませんが、家賃が低いほど住人の質が悪い傾向にあることは否定できません。

忌避施設

最後に忌避施設ですが、気になる方はその点も考慮したほうが良さそうですね。

東京都内の場合、住宅地のど真ん中に斎場があるなんてザラです。

工場が稼働している場合、稼働中の騒音や臭い、ばい煙にも注意が必要です。

 

いつの間にか、一人暮らしで導入したいものの希望が、一人暮らしマニュアル的なものになってしまいましたが、まあいいでしょう。

東京近郊での一人暮らしを目指していますが、筆者も東京近郊での一人暮らしの経験があります。不本意ながらその生活を終えることになってしまいましたが、体力気力を取り戻し、音楽制作者としての装備を整え、捲土重来を果たせればと思っています。