もぐもぐレポート「松屋のトンテキ定食(トンテキソース編)」
皆さん、おはようございます。
コロナ禍が直撃する飲食店の被害は、何も来客の減少だけではありません。
全体的にシフトの本数が減少するだけでなく、最近流行の出前宅配サービスがはいることによって、一時的に普段を超える混雑が直撃し、その結果、混雑を捌くため長い時間待たされることになり、「混雑がひどかったから行くのやめよう…」という結果に。
全体的に見れば客足が減り売り上げが下がっているのに、ピークタイムにイレギュラーな混雑が集中した結果、余計客足が離れていく負の循環があるのではと、懸念するところです。ましてや20時で店が閉まるともなれば、夕食時は一層混雑してしまうわけですからね…
トンテキ定食(トンテキタレ)
万人向け:★★★★
ガッツリ:★★★
ニンニク:★★★
辛さ度合:★
こってり:★★
先週お目見えしたトンテキの第2弾、今回は元祖トンテキタレ。
トンテキタレというと、あのソースをベースとした黒いタレですが、今回はどうやら、文字通り一味も二味も違うようです。
で、味は?
トンテキタレというと、あのとんかつソースのような黒々としたものを思い出させるが…今回は茶色の泥ソースのような見た目。
それでも、匂いはあのトンテキタレの匂いそのもの。ふたを開けるのを待ちかねんとばかりにニンニクの匂いがお出迎えだ。
タレの味は、過去によく知るトンテキタレをリファインしてあるようだ。
酸味が抑えられ、フルーティーな後味が残る。どことなくステーキソースを混ぜているような味わいも感じられる。
肉は、前回のシャリアピンでなんとなく気づいていたが、盛り付けの際に改めて気づかされる。これは、豚焼肉定食と同じ肉か。
ゆえに、厚切りでも十分柔らかい。
そして、タレの中に玉ねぎ。
この玉ねぎが、シャキシャキ感と独特の甘みを加える。普段のトンテキからイメージを変え、豚肉を使ったステーキへとその舵を切ってきた。
気になるシャリアピンソースとの比較だが…
個人的には今回のトンテキタレがお気に入り。
シャリアピンソースもいいのだが、脂が多くニンニクが強い点が判断が分かれそうだ。今回のトンテキタレは、余分な脂をシェイプアップし、味を引き締めている、ビルドアップした味わいとなっていると言えるだろう。
そして、余ったタレの使い道ですが…
炒め物によし、焼きうどんの味付けによし、捨てるのはもったいない逸材です。
※自己責任でお願いします。箸をつけた後のタレの使用はお勧めしません。
収束しないコロナ禍に、何度もゴールポストをずらされ、消耗戦を強いられている今日…それでも、なんとか収束のロードマップは見えています。
まだ先は長いけど、ゴールが見えている今、そのゴールを1日も早く近づけるよう、ここぞとひと踏ん張りしたいものですね。