麦わら金髪少女をプロデュース・第1話「竜胆」
1月、都内某所…
新春恒例の江島神社参詣を終えて、遅めの昼食をとったときのことでした。
NR-Taka(以下N)「えむえむさん、冬コミお疲れ様でした」
MMじぇみに(以下M)「おつかれ~(o・ω・o)」
同じテーブルで昼食をとる麦わら金髪少女(アイコン)…
えむえむさんです。
2017年1月以降のBGM制作を承ります。
— えむえむじぇみに(1月からの音楽制作の仕事募集中) (@mmgemi2) 2016年9月29日
日常・感情の描写・感動的な場面などにぴったり、ストリングスを駆使した表情豊かな楽曲制作を得意としています。
試聴・相談はお気軽にどうぞ。リプライもお待ちしております。https://t.co/gByXQu8S3a#エロゲの仕事下さい
以前の記事でも紹介した、音楽制作サークル「Magical Muse」のサウンドクリエイター、MMじぇみに氏。
心太の喉越しを味わいながら、新年の抱負を交わす。
N「えむえむさん、今年の目標はやっぱり…」
M「今年の目標は、美少女ゲーム(ギャルゲーとも言います)の音楽制作の仕事を取ること!(`・ω・´)」
N「去年からそんな気配はありましたが、ここ最近は特に顕著ですね」
M「ツイッターでは音楽制作の仕事を請け負います、ってアピールしているけど、暖簾を出して幟を掲げるだけだと今ひとつ弱いんだよね。(o・ω・o)
自分はサウンドクリエイターです、ってアピールすれば、見た本人にはサウンドクリエイターであることは認知してもらえるけど、じゃあどんなサウンドクリエイターなの?と言われると、その先につながらない(´・ω・`)」
N「う~ん…まあ、サウンドクリエイターを掲げる人にも色々といますからね。実力のピンキリもそうですし、どんな楽曲を得意とするのかも…」
M「そこで、自分の得意分野であるゲーム音楽を得意とする事をアピールするには…」
N「…単純に考えて、ゲームを想定した楽曲を作る、ですか」
M「うん。(o・ω・o)
これまでゲームを想定したサンプル曲は作ってきたけど、1ジャンルにつき数曲程度だから、今ひとつ訴求力が弱い。そうなると、サンプルCD1枚に色々なゲームジャンルの曲を詰め込むことになる。色々なシーンに対応できるから汎用性がある、と思いがちだけど、相手が求めるジャンル以外の楽曲は却って試聴の邪魔になるし、残るのは『この人はどんなゲームを作りたいのか?』という疑問符だけ。だったら、1つのテーマを決めて、それに即したサンプル楽曲集を作ったほうが効果的だよね?即座に仕事に繋がらなくても『この人はこういうジャンルを作りたいと思ってるんだ』って思わせたら勝ちなわけで。(o・ω・o)」
N「そこで、サンシャインガールを作ったんですね」
サンシャインガール
M「ギャルゲーの音楽を作りたいんだったら、ギャルゲーの音楽っぽいサンプルを作る!(`・ω・´)」
N「結構ガッツリと作ってるみたいですけど…何曲になったんですか?」
M「全部で26曲(うちボーカル2曲)だよ!
本格的に進めていったら、OPとEDのボーカル曲までできて、ヒロイン全員の立ち絵まで用意することになったね。それで思ったよ…ゲームって素材を作ることにすごくお金と労力がかかる、って。(o・ω・o)」
N「うおぅ…これだけあればあらゆる場面はカバーできそうですね」
M「実際は1作品で40曲ぐらい必要になるけど…これでCD1枚ギリギリだから。2月コミティアで頒布する予定だよ~(・∀・)」
※サウンドクラウドに上がっている曲に、サウンドトラック25曲目は含まれておりません
サンプル曲を聴いてもらうには
N「サンプル曲については、ひとまず申し分ない感じですね」
M「うん。でも、見る人がいなければ認知されないよね?
『自分はサウンドクリエイターやってます』ってプロフィールを見てもらえれば認知してはくれるけど、それを届けたい人に認知させないと仕事は来ないからね。力士はどんなに四股踏んでも鉄砲ぶちかましても、土俵に上がらないと勝負にならないし、横綱になれない。サンプル曲が力士の体をつくるというなら、サンプル曲を聴いてもらう行動が、土俵に上がるということになると思うんだ。(o・ω・o)」
N「駅前とかで商店街から外れて一本内側の道に入ると飲食店があるってケースはよく有りますけど、慣れ親しんだ街でも、路地に足を踏み入れて初めて、その店があることが認識されますからね」
M「そこで第2の作戦を実施。モバイルフレンドリーなサイト構築だよ!
モバイル対応にすることで、外出先でもスマホで自分のサイトが開けて、サンプル曲を再生することができるんだ!∠( ゚д゚)/」
N「今の時代、全員が全員、パソコンで見るとは限りませんからね」
M「モバイル対応だったら、サイトを開いてサンプル曲も聴いてもらうことができる。音質は決して良いとはいえないけど、触り程度であれば十分じゃないかな。少なくとも、名刺を渡して『これ、うちのサイトです、試聴ファイルもあるので聴いて下さい!』というよりもずっと効果的なんじゃないかな。サイトにはQRコードもあるから、QRコードを読み取ってもらえれば相手の携帯端末にURLを通知することもできるからね(o・ω・o)」
N「えむえむさんの場合、美少女ゲーム系の即売会にもサークル参加してますから、ふとした時にすぐアピールできるのは強いですね」
M「あとは、独自ドメインの取得。短いURLで、メールアドレスもわかりやすくすれば、打ち込む方も楽になるし、憶えやすい。URLが短いと、ツイッターの140文字制限を考えても有利だよ!(o・ω・o)」
今後の展開は
M「サンプル曲ができた、サイトもモバイル対応にした、独自ドメインもとった…そうなったらやることは一つしかないよ!(`・ω・´)」
N「…営業、ですね」
M「今日、サウンド職なんてどこも募集してないし、そもそも社員募集をする業種じゃないからね。これに気づくまでに随分時間がかかったよ。『なんでサウンド職ばかり社員募集がなくぞんざいに扱われてるんだ』ってね。(・∀・)」
N「門扉がない家は、どんなに頑張っても門扉を開けることができないんですね」
M「門扉がなければ門扉を開けられない。でも、中にはいるのに門扉を開ける必要が無いとわかればいい。中にはいるのが目的で、門扉を開けるのが目的じゃないんだよ。(o・ω・o)」
N「コミティアにも参加する方向ですね」
M「オリジナル音楽で参加する余地はあるし、M3とくらべても業界関係者が来る可能性があるみたい。ただ、営業のためではなくて、あくまでも今年、オリジナル音楽での展開に乗り出すという目的の延長線上にあるからね。ギャルゲーに限定せず、活動を増やすにおいて、オリジナルの層を厚くするメリットはあるよ!(o・ω・o)」
N「ただ、今のところ抽選必至なんですね、2月コミティア※記事作成現在の話です」
M「やるべきことをやる。そうすれば、自分の都合のいいように世界が流れるようになる。(`・ω・´)」
N「お互い、頑張りましょう!」
美少女ゲームの音楽制作の仕事を、獲得することはできるのだろうか…麦わら金髪少女(アイコン)の挑戦の年が、始まった…!
なお、翡翠帝への忠義を尽くした(心太と奏海ドリンク)昼食時ではあったが、あまりにもお腹が膨れなかったため、帰りの電車内で遅めの昼食をとったのは、ここだけの話…
次回へ続く。
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